読了本・コミックス

鉄子の旅 6 (IKKI COMIX)

「徹子の部屋」の単なるもじりだと思っていた「鉄子の旅」というタイトル。後付けの理由だとしても、マニアックながら「鉄子」という言葉は黒柳さんの長寿番組にさほど見劣りしないくらいのポピュラー度は獲得したかもしれない（少なくとも私の中では）。比較的有名になっても変わらない横見さんの大人げなさに安心しつつ、AFP通信で紹介されたというリアルな横見像にはかなり驚いた。独身貴族なイメージだった私の知ってるマンガの中の横見さんよりずっと生身の人間らしく思えた（当たり前か）。
何だか白鳥が優美に浮かんでいるようにみえて水面下では懸命に水を掻いているという話を思い出す。眺めてるぶんには、極めるってスゲーなと素直に感心するのだったが。１巻から再読してみて、あらためて好きな作品だなと思う。徐々に広がっていく人脈が面白かった。実際についていく体力はもはやないから、マンガで読めるのが楽しかった。これで最終旅とは寂しい限りだが、本誌にはまだ載ってたりするしアニメ化もしてるんだよね？　ファミ劇みられないんで、えねっちけーあたりでも放送してくんないかなあ。

会長はメイド様! (1) (花とゆめCOMICS (2986))

花とゆめコミックスのヒロインは番長になったりロボットだったりとたいそう忙しい（そこが好きなところでもあるのだが）。この話では生徒会長とメイド喫茶づとめの二足のわらじをはいている。キワモノっぽいけど結構おもしろかった。鮎沢の家庭の事情をもうすこし掘り下げてもいいんじゃないかなと思うけど、それじゃギャグの醍醐味が失われちゃうかな？　２巻予告が楽しそうなので続きが楽しみ。

カラクリオデット 第3巻 (花とゆめCOMICS)

いくら高性能なアンドロイドといっても、最近はハードよりソフトばかりが問題になってるからちょっととまどう。人と人とのあいだの摩擦やら悶着やらでバッテリーが故障するほどだなんて、いったいどんだけ高性能なんだ。実はロボットじゃないんだよーん、水子の魂を定着させたゴーレムなんだよーん、というオカルト展開になっても驚かないくらい。でも確かに人間関係ではヒトもえらく消耗するからねえ……。