読了本・コミックス

くいもの処 明楽 (マーブルコミックス)

くいもの処 明楽 (マーブルコミックス)

アフタヌーン四季賞とった「ねこぜの夜明け前」はすごく面白かったし好きだった。変なケチがついたのをひどく残念に思っていたので、初コミックス買っちゃいましたよ苦手なBLであろうとも何のそのですよ。読んでみればメンタルな部分での描写に比重がおかれているせいかさほど抵抗感もなく結構引き込まれた。人物の判別はちょっと厳しかったが……ヒゲで見分けていた鳥原と明楽。牧さん好きだなあ、牧さん主役の話が読みたいなBLでもいいから。でもBLじゃないのもまた描いてほしい。

街角花だより (アクションコミックス)

街角花だより (アクションコミックス)

話により十年以上の時間差はあるが絵柄にさほど違いはない。でも今の絵のほうが雰囲気はあるなあ。花屋さんを舞台にしたどこか百合っぽい香りのする連作短編。あとがきで強引な展開と演技力を心掛けたとあるのに妙に納得させられた。「もはやガラスのヒビにしか見えない……」とかメーテルかよ!な店長の素顔とか思わず吹き出したもんな。表紙カバーの紙の裏が花屋の包み紙ふうなのが楽しい。

シグルイ 8 (チャンピオンREDコミックス)

シグルイ 8 (チャンピオンREDコミックス)

絵が何だか薄味というか迫力に欠ける感じがしたんだけど……気のせい? 内臓が出てたりするのは相変わらずなんだが、タッチが柔らかくなってきゅっと縮んだ印象。顎の線や口元の描き方が少し変わってきてるかもしれない。さて仇討ちがはじまって話はずーっと戦闘モード。そのためわりとさらっと読んでしまった。いくら絶技が次から次へとくりだされようと、私はあんまり燃えられない。注目しているいくも三重も人形みたいだし。

BEAST of EAST 3 (バーズコミックスデラックス)

BEAST of EAST 3 (バーズコミックスデラックス)

特装版というのも出てるらしい。こんなに風呂敷広がっちゃって、いったいどうまとめるつもりなんだろう。もはや鬼王丸と藻の物語じゃないもんな。人間関係が錯綜しすぎて把握しきれないのがひとつと、戦闘シーンが多いとたーっと読んでしまうのでどんなに描き込まれていても「なんかドラマが薄いな、話すすまないな」とか思ってしまって読み応えがないのがひとつ。絵が美しいことは確かなんだが……。