読了本

DDD 1 (講談社BOX)

DDD 1 (講談社BOX)

面白かったかどうかと言われれば面白かった。でも何だかよく分からない話ではあった。しかもグロ描写多数。私はツラヌイとは逆で怪談は平気だけど死体系は苦手なのだ。まだ1巻めで明かされてない謎もたくさんあるのだろうけど、最後まで読むとすっきりとすべてが繋がって奈落の底に叩きつけられるような絶望を味わう……その時を待てばいいのか。それともこの時系列や語り手の入れ替わりに頭がついていけず酔いそうになる感じをこそ楽しめばいいのか。などと妙に悩んでしまうのは私が奈須きのこの描き出す世界に慣れてないからなのか(あるいは歳だからか)。漂う狂気の匂いにびびって敬遠していた『空の境界』に挑戦してみるべきだろうか。