読了本

シリーズ2作目。ほのぼのな味わいが楽しい物の怪譚。連作短編集のスタイルをとっているけど、伏線がちゃくちゃくと織り込まれ中らしい。袴田については本人も知らない秘密があるようだし、雪の姉のこともあるし。2話目の骨董店「カナリヤ」にまつわる話が好きだった。千香かわいかったなー、陰のある二枚目半な笹緒も面白かった。4月に新刊が出るらしいので楽しみ。袴田のお料理シーン増えてるかなあ。

親切なおばけ

親切なおばけ

いつもの若竹節を期待してたら肩透かしをくらった。幽霊となったおじいさんがいつもノノコのそばにいるのはイラスト担当の杉田さんの解釈なのかな。本文ではそういうこと匂わされてないよね? 絵なしで文だけ読んだらまた感じ方が違ってくるのかも。子ども担いでばあさん引きずって逃げる喪服の母親の絵はちょっとインパクトがあって、このページだけはかなりお気に入り。