読了本

誘拐の嫌疑をかけられた幼なじみを守るため立ち上がった河上君。そこへ新たな事件が降って湧く。骸惚先生ってば関口を追い詰める京極堂じゃないんだからそこまで言わんでも、と思わず笑ってしまった。でも落ち込んだのは一瞬で、あとは何事もなかったようにあっけらかんとしてるプライドのなさが河上くんらしい。たまには大学行ったりしなくていいのか? いかにも怪しい部分がやっぱり怪しかったりとミステリ的には脇が甘いと思ったが、序章・終章の物語にも厚みが出てきてて先が楽しみ。