読了本

縄文人になる!―縄文式生活技術教本

縄文人になる!―縄文式生活技術教本

出土品を見ただけでは分からない縄文時代のさまざまな手仕事、生活用品の作り方・使い方などを写真入りで解説した本。かなり面白かった。表紙と口絵を飾るのは「縄文さん」こと山崎三四造さん。本当に縄文の生活を実践している人らしい。火を起こしたり石ナイフを作ったり、縄文土器で調理したりドングリクッキーを焼いたりする手法はそのままアウトドアに応用できそうだ。植物繊維で布を編むのはけっこう手がこんでいるし、針まであったのなら毛皮をまとった野生人のイメージは修正されなきゃなあ。山ぶどうのワイン作りに高室さんの『縄文物語』でのワンシーンを思い出した。あの回好きなのよー。