せ、切ない。楓がここまではっきり答えを出してしまうとは思わなかった。まあ央司が旅行先にまで追いかけてくのはさすがにアレだし、これ以上このままの状態で描いてく訳にもいかないだろう。央司は最初からりらとのほうがお似合いではあったんだけど、ふたりの間には恋愛のレの字もないんだよなあ、歳の近いきょうだいみたいで。でもこれから接近しだすとかいうのは何か節操がないみたいでヤだ。楓が一度は振った相手にときめきを感じはじめる、とかいう展開のほうがまだいいかなあ……。
お公家ヒーロー「おじゃる様」がやることなすこと新鮮でいい。いわゆる「まろ眉毛」なのにちっとも可笑しくなく、上品でかっこよく見えるのが不思議。扇さばきも見事にお戦いになられ、ときには「ぐいー」をされるのもステキだ。うーむ、やっぱり新九郎と同化してるのか。ととさまとおじゃる様とはどういう関係なんだろ、
式神?
うしおととらみたいな感じ? 謎がいっぱいの割には展開がかなりゆっくりめ。「彼方から」のような大長編になるのだろうか。顔だけ化けた五郎太には笑った。