待望の第２巻。なんだこのいちゃいちゃな表紙は（笑）。
別冊マーガレットを読んだことはないけど、ここまで男女のラブが置き去りになって女の子同士の友情がクローズアップされてる作品は他にあるんだろうか。ぎくしゃくしてから仲直りまでをまるまる１巻かけてやるとはね。読んでるほうが恥ずかしくなってくるくらい甘酸っぱくてキラキラな展開にはもう身もだえするほかない。即答してくんないからもういいって気ィ短すぎだよ吉田も矢野も！ 爽子の貞子度がどんどん低くなって、笑いが減っているのは少々残念。貞子のキャラはそのままで幸せになってもらいたいわけです。
あー……救われない。こういうシビアな選抜試験を勝ち抜き、希望いっぱいで未来に行ける青少年が実在すると本気で信じていたらしい先生方の頭のなかを疑ってしまう（ていうか、こういう大人いかにもいそうで嫌）。“百舌”は失敗したかもと気づくのが遅すぎる、いや気づいてない卯浪みたいなのもいたわけで。生きる希望を根こそぎ奪われたまま未来に送られた夏のＡチームはやつらの犠牲者で、落ちこぼれが選ばれたらしいＢチームはさらにその尻拭いをさせられるというわけだろうか？ 彼らの未来に幸せが多からんことを祈る。
