読了本
皇国の守護者〈1〉反逆の戦場 (C・NOVELSファンタジア)
- 作者: 佐藤大輔,塩山紀生
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1998/07
- メディア: 新書
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皇国の守護者〈2〉勝利なき名誉 (C・NOVELSファンタジア)
- 作者: 佐藤大輔,塩山紀生
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1998/07
- メディア: 新書
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皇国の守護者〈3〉灰になっても (C・NOVELSファンタジア)
- 作者: 佐藤大輔,塩山紀生
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1999/02
- メディア: 新書
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コミック版を先に読んでいるため頭の中には自動的に漫画のキャラが浮かんでいる。それも読みやすさに一役かっているようだ。小説から入ったら直衛はまったく違うイメージになっていただろうし。1巻冒頭の書簡の書き手は誰なのかな。麗子かなぁと思っているのだが。あの書簡はコミック版にはなかった。未来が語られているのはちょっと嬉しい。先がまったく分からないのは怖くてダメなので。だからミステリの結末を先にのぞいてしまったりするんだよな……。
なにげに食べ物が美味しそうに描かれているところもポイント高い(戦争中は別として)。駒城家の食事風景がまず素敵で、飯は駒洲米の新米、赤根鱒の甘塩焼、薄垂をかけた緑菜の刻み、卵の素焼き。2巻ラストの同期会では、肴が川黒鷺の腿炙り、鱶亀の脇肉、中海鮭の蒸し焼き、沼長柄鳥の半熟卵、西領鳩の胸肉。酒は龍洲米酒にアスローン・モルトのケルミッシュ、等々。こういう食って飲んで語ってというシーンは大好きだ。産地をおろそかにしないあたりがまたニクい。