読了本・コミックス

ツイてない青年・相良の身辺に深く入り込んだ不思議な人物・飴屋。おりしも巷では“ペイパーカット”なる怪人が出没し、彼が現れるところ何かがなくなり誰かが死ぬという。事件を追う保険会社の調査員・伊佐と千条の忘れられた過去には奇妙な因縁がひそみ、それを垣間見た東澱財閥の孫娘は恐怖の匂いを感じ取る――。ようやく登場人物が揃ったところ(なのか?)で真実はまったく霧の中だが、おもしろかったので上遠野浩平の原作を読もうと思った。読めばこの霧は晴れるのだろうか……。