読了本・コミックス

Landreaall 8 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

Landreaall 8 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

DX、学園生活エンジョイ中。そろそろ飛び出すのもありかね。舞踏会編はきらびやかで楽しかったわー。巻末のケリーさんはぴりりと話を締めてくれたし。ロロットもなにやらDXの背中を押してくれて……しかし生身の女に縁の薄いやっちゃな。意中の人を女装偽美女にもってかれたイオンを気の毒に思っていたら、後にすごい騒ぎに。ブラコンなイオンにリドはお似合いかもしれないねえ。でもリド関係はこれからひと波乱ありそうだ。

彩雲国物語 第1巻 (あすかコミックDX)

彩雲国物語 第1巻 (あすかコミックDX)

原作を丁寧にコミック化している。思ったより展開が早く、なんといっても絵がうまいので安心して読める。コミック版の秀麗と劉輝は微笑ましいなあ。とくにバカ殿全開の劉輝は笑顔がやたら可愛いくて、好感度2割増である。「王の花を守れ」のシーンでは胸が熱くなってしまった。あと珠翠がすごい美人だ。「曲者!?」と灯りを掲げて寝間着姿で入ってくるシーンがツボにハマっちゃってもう。 

さんさん録 (2) (ACTION COMICS)

さんさん録 (2) (ACTION COMICS)

男・参平、まだまだ枯れてません。ぐんと恋愛色アップの2巻だが、天秤が傾き始めてはハズされ、傾いてはハズしでなかなか決着がつかない。でもそこがよかった。ふたりの想いは生臭くならないまま豊かに熟していった感じ。「愛ルケ」を反面教師にしたみたいな話だな(おそらく渡辺淳一には理解されないだろう)。しかし「おめでた」で手のひら返したような態度をとる息子ってどうよ? 仙川さんも趣味が悪い、ってそれをいったら嫁さんは……。

耳かきお蝶 2 (アクションコミックス)

耳かきお蝶 2 (アクションコミックス)

帯の推薦文は森薫。確かによく似た匂いを感じるかも。湯浅さんの描く女性もしなやかで色っぽくてすごくいいのだ。花火師の健気な奥さんに胸を痛め、失った恋に苦しむ親方の娘さんに涙し、耳に息を吹き込むお妾さんに悶絶し。ただ1巻のお蝶さんはもっとはじけてたのに、恋が実ったとたん何だか大人しくなっちゃったのがちょっとだけ残念だ。江戸時代のうんちくが増えたが、個人的にはドラマの流れが切れてしまうので控えめなほうがいいなあと思う。