読了本

外伝、というか本編の番外編もしくは後日談が3編。タイトル通り藍家のはみ出し者・龍蓮の魅力満載でお届け――とかいったらジャロに通報されてしまうだろうか。このシリーズの「架空政治活劇」で「地に足ついたエンタメ」なところが気に入っていたので、縹家が出てきてから異世界ファンタジー色が濃くなってきたのが個人的にちょっと残念。政治と祭事は不可分だからしょうがないのかな。茶州の禿鷹のイラストがあったのは嬉しかった。これで既刊ぜんぶ読んでしまった……寂しい……。続編の秀麗が冗官を経てどんな活躍を見せてくれるのか楽しみだ。