読了本

ウィルキンズの歯と呪いの魔法 (ハリネズミの本箱)

ウィルキンズの歯と呪いの魔法 (ハリネズミの本箱)

ジョーンズの初期作品。わりと低年齢層むけに書かれていると思うが、比較的込み入った構造やシビアなキャラ設定などには「この頃からDWJはDWJだったんだなあ」と唸ってしまった。邪悪を退ける目玉ってどういうのだろう。義眼みたいなのを想像してたのだけど、トルコには目玉ビーズのお守りがあるらしい。ラストでとある人物の正体が判明するところはちょっと驚いた。フランクとフランキーの名前が似ているというくだりが実は伏線だったのか? ジェスとジェニーもそっくりだもんな(そしてもうひとり……)。佐竹美保のイラストは相変わらず良い。