読了本

黒後家蜘蛛の会 (4) (創元推理文庫 (167‐5))

黒後家蜘蛛の会 (4) (創元推理文庫 (167‐5))

一夜に数話ずつ、まったりとコクのある面白さをナイトキャップ代わりに楽しんでいる。1話ごとの分量もちょうどよいので。会員たちのお喋り→ゲストの不思議な逸話→ヘンリーの謎解きと毎回決まった型を踏んでみせるところに飽きの来ない安定感があるシリーズ。「フェニキア金杯」「四月の月曜日」「飛入り」あたりが好きだ。ミステリの出来がどうこうというんじゃなく、とにかくヘンリーがかっこいいなあと。実は作家のルービンと画家のゴンザロ以外、メンバーの区別がついていなかったりする……。