すごいリキの入った売り文句の帯がついていた。少女漫画で中国歴史ものって地味なジャンルだけど、読めば面白さが一目瞭然なこういう良作は広く知られて売れてほしいもんねえ。新人離れした絵の巧さ、読み応えのあるストーリー、通ごのみの本格的なネタも盛りこみまくりという、ある意味かなり派手な作品。占い師の管ちゃん大先生がめちゃめちゃ可愛いよー。あんなコ
ダヌキみたいなビジュアルなのに品があって性格よくて頭脳派で、色男で売ってる玄龍より男前に見える。2巻が楽しみ。「
司馬懿くんの事件簿」もぜひ単行本化してほしい。
◆青青 ++青木朋HP++
http://aoki.moo.jp/
Webで立ち読みできる第一話冒頭が面白そうだったので購入。ウルトラ伝奇到来かと喜んだのだが、その後の展開はなんだか普通の(?)ハーレムものになっちゃってて残念。これなら主人公の少年に角が生えてる意味ないし。殿と慕うくの一もかがりだけでよかったなあ、如火は嫌いじゃないけど……。連載のほうでは話が動いているのだろうか。もっと劇画的な展開になってほしいんだがムリかしら。ところで神体合の条件、揃ってなくないか?
◆少年シリウス:立ち読みコーナー「乱飛乱外」
http://www.sirius.kodansha.co.jp/t15/
この手のホラーものは食傷ぎみだな、としばらくスルーしてたのだが。……なんだこれ、すごく面白いじゃないか! お耽美っぽい表紙に騙されてた。こんなパターンがまだあったか。つーかこいつらアホだー。飛び降り自殺した少年の話はみちると武衛のマヌケな極悪非道ぶりがよく出ていて腹をかかえて笑った。ホモねたがちょっと入るのだがうまいことギャグに昇華されていて、悪乗り写真集には不覚にも爆笑。こいつらほんとバカだー。
近未来の火星を舞台に、神社の巫女さんの毎日をハートフルに描いた和風ファンタ
ジー、なのかと思ったらなにやらシビアなSF的背景があるみたいだ。今のところ「
ヨコハマ買出し紀行」と
「ARIA」を足して2で割ったような雰囲気だが、その背景が語られ始めたら物語が化けるかもしれない。とりあえずどうして生活環境が明治〜大正時代っぽいのかが知りたい。記憶喪失の書生さんの正体も。
質屋を営む早潮家の愛娘・小絵ちゃんは今日も元気にお店のお手伝い。お気に入りのお手製名札には、赤字に白で「さしおさえ」……。ロリっぽくて可愛い絵柄でエロねたギャグというギャップがちょっと面白い。エロといっても言葉遊び程度でどぎつくもないので大人の女性なら楽しめるかと。発想がオヤジなお母さんは結構笑える。でもちょっとマンネリ&そろそろネタ切れかな?