読了本・コミックス

拝み屋横丁顛末記 (6) (ZERO-SUM COMICS)

拝み屋横丁顛末記 (6) (ZERO-SUM COMICS)

何だか巻を追うごとに面白くなっていくような気がする(と書いて既視感を覚え、チェックしてみたら4巻の感想でも同じことを書いてた)。アヒルを従えて登場の先代大家さんはよかったなあ、文世さんをも凌駕する非凡な存在感に笑いを誘われた。クリスマスの話は、こういうラブストーリーがこのシリーズで展開されたことにびっくり。しかもちょっと感動してしまったことにさらにびっくり。CDはいつのまにか発売終了してるのか。

レモネードbooks 1 (バンブー・コミックス)

レモネードbooks 1 (バンブー・コミックス)

無趣味の娘さんと読書オタクの青年の淡いラブストーリー。「花の名前」に引き続き、本好きの心をくすぐるマンガである。各章のタイトルは実在の本からとられている。第三者の視点で描かれる「おもいでエマノン」の回のセンチメンタルな雰囲気がたまらない。それにしても「この世界に いない誰かを好きになるって どんな感じ?」には思わずギョッとした。カルチャーショックというか。好きって感情と物語の登場人物は脳内で同居してるから容易に直結するのかなあ。


そういえば今週から青春アドベンチャーで再放送が始まった「不思議屋図書館」、第1回の昨日は「独身者向け会員制図書館」が舞台だったのだが、館内では私語ができないのにどうやって出会いのチャンスを作るのかというと、書棚にある本のタイトルをうまくつなげて会話していくのだ。挨拶から口論まですべて書名、それがすごく素敵で面白かった。本好きは書名だけでときめけるのですな。でもこれを最後に夕方の再放送は終了するんだそうだ。ショック……ちょうど会社帰りの車のなかで聴けてよかったのに……。