ラジオ感想

3週に渡って放送された青春アドベンチャー「風神秘抄」、再放送を1週遅れで聴いていたのだが、今日で最終回。1回だけ放送時間をうっかり忘れて聴き逃しちゃったけれど、脚本も音響もかなり凝ってて毎回耳を楽しませてくれた。いつも引きの強い終わり方をするので原作を読んで先を知ってても次回が楽しみでならなかった。声の出演では草十郎に迫る院のねっとりとしたいやらしさ、草十郎を誘う万寿姫の背筋がぞくぞくする妖しさが特に忘れがたい。聴いてて悲鳴をあげちゃったよ。幸徳は危険な雰囲気が出てて良かったし、糸世の謡と草十郎の笛もすばらしかった。鳥彦王はちょっとイメージ違ったけど。もっと子どもっぽく甲高い感じの声を想像していたので……「空色勾玉」での刷り込みのせいかも。