読了本

西方の大君主―マロリオン物語〈1〉 (ハヤカワ文庫FT)

西方の大君主―マロリオン物語〈1〉 (ハヤカワ文庫FT)

<マロリオン物語>第一巻。新装版では原著どおり全5巻で刊行されるとのこと。<ベルガリアード物語>の続編としてほとんど間を置かずに物語の幕は開く。アレンディアに厄介ごとが持ち上がりガリオンが仲裁に出向くあたりはド派手な魔術が炸裂しーのラブコメ要素ありーので楽しかったのだが、<光>と<闇>の攻防はまたしても彼らを宿命の渦に巻き込んでいく。よき王をめざすガリオン、新婚生活を楽しむポルガラ、楽隠居を決め込むベルガラスたちに平穏な日々が戻るのはまだまだ先のことになりそうだ。新装版が出るのが待ちきれないから旧版で読んでしまおう。