読了本

魔空の森 ヘックスウッド

魔空の森 ヘックスウッド

読みづらい書体の活字を使ってるのと、場面がいきなり飛んだり時系列が行ったり来たりで頭が混乱したのとで危うく挫折しかけた。でも「ダークホルム」なんかも極限までためこんだフラストレーションが終盤で解放されるのが面白かったんだよな、と思いながら読んでいったらアンが予想外のキャラと繋がったのでびっくり仰天。そこからはスピードが乗ったけど、こういう複雑な話の作り込み方はいかにもジョーンズらしい。複雑すぎて一読しただけではよく理解できなかったなあ……ただでさえ横文字の名前は覚えにくいのに、どのキャラも複数の名前を持ってるんだもの。メモをとっていくべきだったか。なんでもない表現の裏に隠された意味を理解するのにも、もっと英国のファンタジーや伝説についての素養を深める必要がありそう。勉強してからまた再読してみようと思う(これは「九年目の魔法」についても当てはまること)。