読了本
- 作者: 森福都
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2004/08/20
- メディア: 単行本
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雑誌いろいろブラウジング。「ぱふ」は石田敦子インタビューも面白かったが、今月から連載が始まった雁須磨子のマンガがもう最高。地元福岡に縁の深い黒田藩に関する渋いエピソードで4頁。名槍日本号を飲み取る武士と、まんまと持っていかれた武士のやりとりにもウケたけど「お椀……ですよね……」「合子(ごうす)じゃ……」と鎧と問答するのはいま思い出しても笑いが止まらない。なんなんだろうこの可笑しさ。来月がすげー楽しみ。しかしコンセプトがよく分からない連載だな。時代ものの話題が続くとも思えないが、次は何を持ってくるんだろう?
「アニメージュ」は蟲師の監督・長濱さんインタビュー2頁が読み応えあった。すんごい幸せなアニメ化だった、いや現在進行形で“である”よなあ。ぜんぜんクオリティが落ちないどころか神がかってきたのでマジでスタッフを案じているところだ。アニメ版蟲師は日本も捨てたもんじゃないなと思わせてくれる好例のひとつと言えよう。「ダ・ヴィンチ」は原作者の漆原友紀メールインタビューを掲載。「やまねむる」が作者もいちばん好きなんだそうで、いい出来で良かったなあと。作者も作り込んだという淡幽が登場する「筆の海」は長濱さん本人が監督で作成されることが確定。箸でつまんでびゅるん、が今から楽しみ。