読了本・コミックス総括

今年は大豊作で絞るのが難しい。旧作を今頃知ってハマったのもあるし。どれもこれも削るにしのびないのでベスト30で。って多いぜ。

【マンガ30選】
1.アンダーカレント ISBN:4063720926
2.もやしもん ISBN:4063521060 ISBN:4063521265
3.ヒストリエ ISBN:4063143953
4.愛がなくても喰ってゆけます。 ISBN:4872339363
5.大奥 ISBN:4592143019
6.誰も寝てはならぬ ISBN:4063375692 ISBN:4063375862
7.よつばと! ISBN:4840228957 ISBN:484023163X
8.おおきく振りかぶって ISBN:4063143848 ISBN:4063143937
9.暴れん坊本屋さん ISBN:4403670199
10.スケルトン イン ザ クローゼット ISBN:4091302351


11.ファミリーレストラン ISBN:4872339517
12.エマ ISBN:4757721684 ISBN:4757724039
13.レディー・ヴィクトリアン ISBN:4253194753 ISBN:4253194761
14.夏目友人帳 ISBN:4592171586
15.鉄子の旅  ISBN:4091885438 ISBN:4091885446
16.エビアンワンダーREACT ISBN:4758051143
17.放浪息子 ISBN:4757724020
18.花の名前 ISBN:459218825X
19.回転銀河 ISBN:4063405265 ISBN:406340563X
20.沈夫人の料理人 ISBN:4091854958


21.秘密の新選組 ISBN:4872339665
22.長い道 ISBN:4575939625
23.リンガフランカ ISBN:4063143724
24.バーバーハーバー ISBN:4063375773
25.新鉄拳チンミ ISBN:406370971X ISBN:4063709922
26.団地ともお ISBN:4091872344 ISBN:4091872352
27.秘本義経記ますらお ISBN:4091935559
28.パリパリ伝説 ISBN:4396763506
29.百物語 ISBN:4101149135
30.ヘヴン ISBN:4592177525 ISBN:4592172264

【1〜10位】1は静かな余韻が胸にしみた。口コミでじわじわ人気が出てるのが嬉しい。2は個性的なキャラで読ませる。菌たちが実に愛らしい。3は爽快で壮大で迫力のあるストーリーが魅力的。4と5は一作家一作品に絞るつもりがどうしても落とせなかった。これだけカラーが違ってるのにどちらもすばらしい出来。「フラワー・オブ・ライフ」も捨てがたいし。6は独特な空気がたまらない。どちらかといえば大阪豆ゴハンのほうが好きだが(最後まで文庫化してくれ!)。7はよつばの行動の読めなさが大きな笑いを生む。8は試合の駆け引きばかりでなく練習風景までドキドキわくわく。9は赤裸々な中にも愛があってよろしい。10はツボにはまった。絵、話ともに完成度が高く期待の新人。

【11〜20位】今年は少女マンガの当たり年だった。東の横綱よしながふみなら西の横綱雁須磨子だ。11は「連続恋愛劇場」も「どいつもこいつもワイド版」もすんごい好きなのだが、あえてこれを。12は5巻で最高潮を迎えたものの連載が失速ぎみなのが惜しい。13はスピーディで華やかな展開で盛り上がり続ける。14は妖怪という人気の題材を個性的な味付けで読ませてくれる。15はテツの世界をパンピーに垣間見せてくれた異色作。16は続編だが話がよりシリアスになって読み応えあり。17は細やかな心理描写に眼が離せない。18の瑞々しさは特筆に価する。19は完結がもったいなかった。『tsunamix』の「リフォーム父さん」も忘れがたい。20は美食の世界に上品なエロスが香る。

【21〜30位】21の妙ちくりんさが「新選組!」が終わった後の寂寥を慰めてくれた。22はベストセラーになった『夕凪の街桜の国』より好みかも。23には「これを描きたい」という作者の熱意を感じた。24は完結したのが残念なほど面白かった。メルへん。25は安定感のある冒険活劇。連載再開が待ちどおしい。26はバカな子ほどかわいいというやつだな多分。27の文庫化復刊は喜ばしいが続きが読みたくてたまらない。28はタイトルからしてイイ感じに脱力してる。29は永遠に読みつがれるべき名作群のうちのひとつ。30は緊迫感に満ちた展開と意外な結末で見事のひと言だった。