読了本

宮廷女官チャングムの誓い〈中〉

宮廷女官チャングムの誓い〈中〉

小説としてはどうかな、と上巻読んだときは思ったのだけどやっぱり面白い。最高尚宮の決意表明はかっこよかった。女官編は長くなりすぎたのか後半ちょっと駆け足だったが、悲鳴をあげたくなるほど悲劇的な展開。そして追放編、もう波乱万丈で驚いたのなんの。まだDVDでも観ていないくだりなので楽しみだ。ガンギエイの膾(刺身)って「もやしもん」で出てきたホンオフェのこと? チャングムが葉月のリアクションしてるとこを想像して思わず笑う。ドラマで「母の甘酢」として出てくるのは柿酢だったのか。来年は干し柿だけじゃなくて柿酢も仕込んでみようかな。

もやしもん」の話が出たついでに。石川雅之の骨太海洋冒険時代活劇「カタリベ」を一気読みした。うあぁ……壮絶。時代背景がチャングムの世界とも繋がっているみたいだね。キーワードは倭寇。カタリベ読んだ翌日に追放編読むなんて、これもシンクロニシティというものなのだろうか。ウェブコミック状態だとどうにもまだるっこしいので、できればコミックスで読みたいし、なにより続きが読みたい。戦国マガジンでこの作品を拾い上げてくれたらいいのに。 http://mmmasayuki.hp.infoseek.co.jp/