読了本

あたしにしかできない職業 (扶桑社ミステリー)

あたしにしかできない職業 (扶桑社ミステリー)

空き時間にちびちび読む予定がつい一気読み。新米バウンティ・ハンターのヒロインが活躍する<ステファニー・プラム・シリーズ>の2作目で、1作目をとばして読んだのは先日『本の雑誌』でおすすめ海外ユーモア・ミステリーとして紹介されていたから。面白かったら1巻も、と思っていたのだが超特急で最初の巻から読まないと。負けん気の強いステフと百戦錬磨の強者モレリの仲の進展も気になるけど(ステフが武士の情けで拳銃だけ残してってあげたとこは傑作だった)、いちばんの魅力は何と言ってもメイザおばあちゃん。向かうところ敵なし、というよりバーグ全住民の天敵みたいなもんか? 彼女のチャーミングな言動には笑わされっぱなし。母さんが腕を振るうプラム家の食卓もヨダレものだ。でも娘のステフはジャンクフード専門なんだよな……読んでるだけで胸やけしそうです。