読了本・コミックス

エマ (6) (Beam comix)

エマ (6) (Beam comix)

森さんいわく「ちょっとだけ暗め」な展開。うそだーっ。この巻の途中からビーム本誌を読んでいたので帯の文句にも驚かない。が、予告は何だ何なんだーっ。笑い飛ばしつつも一抹の不安が。まさかソレ、ありなの? 寸前で阻止するとかじゃなくて? 坊ちゃんてば悠長に食事して親子喧嘩やってる場合じゃないだろう。涙のエレノアは何度読んでも可哀想でならない。親と婚約者の身勝手に振り回されて。本当にエレノア込みの大団円を迎えられるのだろうかこのお話。
ゼンダ城の虜』を読んでみたくなったがこっちの恋愛の結末は「エマ」にとっちゃなんとも不吉っぽいのね。逆にああいうオチはないと思っていいのかもしれないけど。単行本でのお楽しみ、sequelが充実していてとてもよかった。ドロテア奥様の「あとであの子たちもいれてちょうだい」ってエマたちのことかと思ってた。んなわけないですな。アデーレに洗われるテオが可愛い。

レディー・ヴィクトリアン 16 (プリンセスコミックス)

レディー・ヴィクトリアン 16 (プリンセスコミックス)

ベルとどっちがヒロインなのか分からないくらいレディー・エセルがクローズアップされている。アージェントとの二重生活は時限爆弾をかかえ続けてきたようなもので、もういつ終焉を迎えてもおかしくないのだが、ミハエル殿下がぐらぐら揺さぶりをかけてくるのでハラハラすることこの上ない。しかし殿下は本気で気づいていないのか? 周知の上でプロポーズしててもアレだけど、秘密がばれてエセルが悲しむ姿は見たくないなあ……。楽屋で見つけたアージェントとうりふたごな写真は事態打破の突破口となるのか?