読了本

舟魚=イルカってこれまでにも登場していたっけ? パーン入植時に地球から連れてこられたまま長らく存在を忘れ去られていたイルカがみな「にんげん たすける われわれの ぎむ」なんて健気でピュアなのはちょっと人間に都合がよすぎるというか、イルカに夢をみすぎな気もするな。邪悪だったり人間嫌いだったりするやつはいないのか? でも召集されて「かねぇーっ! しゅゅゅっとぉぉぉっ!」と叫ぶイルカたちはとにかく可愛いかったし、内容もメノリとピイマアの冒険を描いたジュブナイル三部作に近い感じがあって楽しめた。途中までロビントン師が普通に出てきてるのが不思議だったのだが……そうきますか。あーあ、若かりし日のロビントン師の活躍を描いた外伝(になるのかな?)が早く訳出されるといいなぁ。