読了本

ダーリンの頭ン中 英語と語学

ダーリンの頭ン中 英語と語学

語学に関するちょっとしたトリビア集(そういえばトリビアという言葉についてもとりあげられていた。アシモフは悪くない……と思う)。トニーのキャラクターが相変わらず楽しい。「するめです」の最初と最後の「す」は発音が違っているとか、ふだん自分がしゃべってる言葉のなかに意識せずに駆使してるネイティヴならではのテクがあるなんて面白いね。「ラズロ」をハングルで書いたらこう、というのにちょっとウケた。

イザベラ・バード 極東の旅〈1〉 (東洋文庫)

イザベラ・バード 極東の旅〈1〉 (東洋文庫)

イザベラ・バード 極東の旅〈1〉 /イザベラ・バード著、金坂清則訳
なんとか最後まで読み通せた初の東洋文庫。わーい宿願達成〜。タネをあかせば写真集とその解説なので、文章だけのものより読むのに時間がかからずページがはかどったのだった。イザベラ・バードことビショップ夫人は明治期の日本や中国、朝鮮などを自ら歩いて写真におさめた著名な旅行家。伝道家としての側面もあるようだけど、何が彼女を不便な旅にかりたてたのだろうか。当時は外国人というだけで地元民から暴行を受けたりもしたようだ。161ページに載ってる写真では男装&変装している。これならちょっと見には外国人と分からないかも。(黒眼鏡の怪しい人ではあるが)。訳注に目を通しながら写真を詳しく見ていくのは楽しかった、ただいちいち巻末に戻って参照しなければならないのがかなりタイヘン。同じページにおさめてくれれば読みやすいのになあ。