読了本

蛇神の女王 - ベルガリアード物語〈2〉 (ハヤカワ文庫FT)

蛇神の女王 - ベルガリアード物語〈2〉 (ハヤカワ文庫FT)

新たな仲間を増やしつつ旅は続く。戦闘シーンも増えてきたうえ、ガリオンがおしゃまなセ・ネドラ王女と痴話ゲンカを繰り返したり、妖艶なニーサのサルミスラ女王のとりこになって貞操の危機に陥ったりと、なかなか華やかで見所の多い巻。ガリオンに怒りをぶつけられて激情をほとばしらせるポルおばさんは大迫力だったなあ……彼女の悲痛な叫びに胸が痛んだ。それでもまだなぜ「わたしのベルガリオン」なのかは明らかにならず、ガリオンの頭のなかに間借りするもうひとつの意識の正体もなぞのままだ。ホントに物語が進むほどに読むのを止められなくなってくる。