読了本・コミックス

フラワー・オブ・ライフ (2) (Wings comics)
フラワー・オブ・ライフ 2』よしながふみ新書館Wingsコミックス、2005)。
ピンクでまとめた装丁が妙に可愛い。何かに騙されてるのか私。帯に「1巻よりさらに面白い」とあるけどホントにそうだった。1巻では真島の変人さにちょっと引いたのだが、ロマンス漫画描き武田さん登場のおかげで水を得た魚のようなクレイジーっぷりを発揮している。いちばん笑ったのが「つかまえてごらんなさい」! もう、あまりにもベタすぎて。シゲ先生関係も笑ったけど、まさか今後一線を越えちゃうなんてことは……ないだろうな相手が2次元オタクじゃ。ハル太の病気ネタはもう出てこないのかと思っていたら新たな展開が。さくらねーちゃんはなぜ引き籠っているのだろう。人嫌いというわけでもなさそうなのに。話は違うが今月号のメロディ、どこにも置いてない。探す売り場も尽きた。発売から10日、よしなが版「大奥」の続きはもう読めないのだろうか。無念。

テレキネシス 001―山手テレビキネマ室 (ビッグコミックス)
『山手テレビキネマ室 テレキネシス 001 風と共に去りぬ東周斎雅楽作/芳崎せいむ画(小学館ビッグコミックス、2005)。
出てくる名作映画の古典、私はどれひとつ観たことがない。不勉強だなぁ……。「風と共に去りぬ」はずっと気になっているんだが、時間が長いから観る前に諦めてしまう。映画好きなら2倍たのしめそうなマンガだ。ヒロインの彼氏は最初に出てきたきりだが、今はなんだか華山といい雰囲気? ラストでずいぶんシリアスな展開になったけれど、今後ストーリーがどう転ぶのか気になる。海原雄山山岡士郎みたいな関係なんだろーか。

ぴっぴら帳(ノート) (1) (ACTION COMICS)
『ぴっぴら帳(ノート) 1』こうの史代双葉社アクションコミックス、2000)。
ひっぴらさんとキミ子さんの出会いってこんな風だったんだ。完全版のほうを先に読んでキミ子さんたちに親しんでしまったから、なんだか両親の若かりし頃の話を聞いてるみたいな気分。気取ったところがまったくない素朴で丁寧な作風がなんともいえないんだよね。キミ子さんの暮らしぶりも清貧って感じだし。変にすれた感じがないのが気持ちいい。雑誌連載で毎回タイトルが入るとこのイラストが好きだ。

こっこさん
こっこさんこうの史代宙出版、2005)。
少女とニワトリのまったりした日常。こうのさんは鳥がほんとに好きなんだなあ。ぴっぴらさんもそうだったが、鳥の名前を「ちゃん」でも「たん」でもなく「さん」付けで呼ぶというところがこの漫画のキモだと思う。人と鳥との距離感の絶妙さが現れているというか。もうちょっと読みたいなあ……でもコミックスになってほんとに良かった。パラパラまんがのこっこさん、ご幼少のみぎりの可愛いこと。ある時点からいきなり目つきが悪くなるのは何故。

犬ぐらし (ジェッツコミックス)
『犬ぐらし』遠藤淑子白泉社ジェッツコミックス、2005)。
犬を飼うって大変なのだ。苦にならないし楽しいけれど。しかしナナっちに比べたらうちの犬はぜんぜん手が掛からないや……。遠藤さんは凄い。毎日3時間散歩させてもまだ元気いっぱいとは、ナナっち恐るべし。まあまだ若いんだもんなあ。知能犯なギンナンの拾い食いに笑った。あれって犬にはおいしいのかな? ウルシが含まれているから触るとかぶれる人もいると聞くが。