読了本・コミックス
『バーバーハーバー 6』小池田マヤ(講談社ワイドKC、2005)。
うっふっふ、堪能させてもらいましたよー。東子v.s.鍋会は圧巻。酒飲みの心の扉がバーンと開くところや、“メルへん彼女……!”に大爆笑。しかしマスターとの仲は思ったより進まなかったなあ。じれったいったらないのにまだまだ先は長そうだ。がんばれ東子。4コマ漫画の割に情報量が多く、読むのにすごく時間がかかるのは欄外の書き込み(つっこみとかトリビアとか)のせいだろうか。紙面のすみずみまで読むのがまた楽しいんだよなあ。
『はるか17 5』山崎さやか(講談社モーニングKC、2005)。
はるかはきっと“北島マヤ”なんだろう。役に自分が溶け込んで、頭で考えるより先に心が体を引っ張っていくタイプ。今後はアイドルとしての魅力に加えて演技の才能を花開かせていくのかな。しかしその時その時の自分の体験をすぐに演技に活かしちゃうというのは女優としてどうなのか。いつかこの引き出しの少なさがネックになる日がきそうな予感。今回は役作りの点からしたらやはり佐倉ユリが一歩リードと思うけれど、はるかの演技にうっかり見入ってしまったのも事実。
『サトラレ 8』佐藤マコト(講談社イブニングKC、2005) 。
うはあ……、大ショック……。第一巻から彼のおまぬけな姿を見つめてきた身としては非常に辛い。作者はこういう展開にしようと最初から思っていたのかなあ。「新選組!」の多摩編と落日編の落差くらい泣ける。この巻で第一部が終了、作者のリフレッシュ休暇を経て夏ごろ第2部が再開されるそうだ。いい作品を描いてもらうためにもここらで少し休んでほしいと思っていたので嬉しい。編集部もグッジョブ。
『結界師 6』田辺イエロウ(小学館少年サンデーコミックス、2005)。
シリアス度もアップしてなかなか面白かったけど、新キャラに何やら既視感が……とモヤモヤしてたらやっと思い出した。“ぬーべー”だわ。時音がかわいくて好きだ。テコ入れで入浴シーン、とかやらせないでね担当さん。黒白はっきりしない兄の思惑がいまだ謎なので続きが待ち遠しい。