占いご無用

今年は手帳を使わなかった。もともとマメなほうではないし、なければないでどうにでもなる。管理のかの字もないルーズな一年はもの忘れやすっぽかしに困ったこともあったが、ある意味自由な日々ではあった。が、本当は欲しい手帳がある。「旧暦」と「月齢」が載っているものだ。スケジュール管理は来年もしないだろうからカレンダーでも構わないが、携帯できて好きなときに見られることを考えれば手帳に軍配が上がる。
月齢は絵として一目で確認できて(満月・半月・新月だけでも)色がついているとなおいい。旧暦は園芸をするようになってから気になりだした。今年の気候はまったくもって例年どおりでない。だが旧暦で考えるとまだマシなのだ。ちなみに今日は旧暦なら10月21日となる。あとは値段との兼ね合い。ビニールカバーは欲しいが革装じゃないほうが好みである。
あちこちの手帳売り場で探したが気に入るようなものは見つからない。旧暦・月齢のどちらかでも載っているものは驚くほど少ないからだ。大安・仏滅などの六輝は必ずといっていいほど載ってるのになあ。六輝にかかわらず占い全般に興味がないので星占いやらラッキーアイテムやら恋愛運やら載っているのはパスだ。コラムや雑学のたぐいもなくていいからメモ部分を増やしてほしいのに。
悩んだ末に買ってきたのが「高島易断所本部編集・神宮館福宝暦」である。思いっきり占い関係だが値段が300円と安い。暦の部分は二十四節気立春とか啓蟄とか)や全国行事一覧なども載っていてかなり理想に近い。来年の手帳はこれをもとに自作するっきゃなさそうだ。さ来年は噂に聞く「沖縄手帳」などを早めにチェックしようと思っている。