読了本・その1

版型で分けてみたりして。
ARIA 3』天野こずえマッグガーデン ブレイドコミックス、2004)。
猫の王ケット・シー再登場がうれしい「逃げ水」の回は暑くてだるくて頭がぼーっとする感じも良く出ていて良かった。ああ、こういう季節がもうすぐ来るんだなあ。
『メテオ・メトセラ 5』尾崎かおり新書館ウィングスコミックス、2003)。
愛する人との別れを経てすこし大人びたマチカ。でも相変わらずまっすぐだ。ユカは相変わらず歪んでいる。そしてとても痛い。自分の若かりし頃の痛さが肥大したようなキャラで胸の奥がむず痒くなる。
『ささら さや 2』加納朋子原作/碧也ぴんく作画(幻冬舎コミックス、2004)。
ほわほわと頼りなさげなサヤを気の強いお婆さん連中や女友達が取り囲んでわいわいやっている図がいい。しかしもしサヤがマスターと再婚したら、一年中そこだけ冬の日だまりのような夫婦になりそう。
二十面相の娘 2』小原愼司メディアファクトリーMFコミックス、2004)。
ゲストキャラの明智探偵がまた出てくるといいなあ。千津子のライバルであり親友でもある春華や住み込み家政婦のトメさんなど、脇役が増えるごとに話の厚みも増すようだ。
『プラネット・ラダー 7』なるしまゆり集英社コミッククリムゾン、2004)。
完結編。……結局よく分からない話だった。愛は世界を救うってことか? きっぱりと答えが出て完結するばかりがお話じゃないとは思うけど、終盤は広げすぎた風呂敷を慌てて畳んだような感じがなきにしもあらず。ワセダのとこはちょっと泣けた。