読了本

『魔術の殺人』アガサ・クリスティー著/田村隆一訳(ハヤカワ文庫)。
ミス・マープルもの。冒頭に出てきたヴァン・ライドック夫人は魅力的だったのだが、終盤の展開はちょっと……。なんとなく納得がいかない。起こったことの説明はされていても、きれいに謎が解けた快感がないというか……うーん。

『レディー・ヴィクトリアン』もとなおこ(秋田書店)。
2巻まで読了。ほわほわキラキラした少女漫画な絵柄が苦手かも?と思っていたが読んでみるとなかなか引き込まれた。ヒロインのベルがかわいいし、エセルとアージェントの二重生活も楽しい。以前、森薫『エマ』との合同フェアが開催されただけあってヴィクトリア朝についての小ネタも面白い。