読了本

甘いもんでもおひとつ 藍千堂菓子噺 (文春文庫)

甘いもんでもおひとつ 藍千堂菓子噺 (文春文庫)

甘いもんでもおひとつ 藍千堂菓子噺/田牧大和
砂糖が命な菓子の工夫と、市井の人間模様が組み合わさって読み応えのある時代ものシリーズの1作目を文庫で再読(表紙がなんだかお耽美……)。話をいい感じに忘れてて、なんで叔父さんは甥たちを邪険にするようになったのだろうと本気で案じた。金に目がくらんで、みたいな単純な悪役じゃないところがニクい。しかし松沢様のとこの若夫婦は一服の清涼剤だね!