読了本

舞う百日紅: 上絵師 律の似面絵帖 (光文社時代小説文庫)

舞う百日紅　上絵師　律の似面絵帖／知野みさき
シリーズ第２弾。……だったわ。続きものと気づかないで先に読んでしまったが、なかなか面白かった。上絵師としては駆け出しで、とくに天才肌って訳でもない主人公が悩みつつがんばる姿と、なんやかやと事件が起こる捕物帳的な面と、幼馴染みの涼太とのじれじれ恋愛模様とが楽しめて。いや〜、マジでじれったいったらないね。律は頑固だし涼太はちょっとヘタレだからさぁ。妹はじめ周囲の人間がつっつかないとどうもならんって感じだな。当て馬というにはもったいないイイ男な基二郎も報われて欲しい。

楽しい植物化石

楽しい植物化石／土屋香、土屋健
『楽しい動物化石』asin:430925568Xの続編。植物化石編はまあ、地味っちゃ地味ではある。動物に比べると植物はあまり現代と姿が変わっていない印象。むしろ進化した現代のほうが変わった姿になっているような。ティラノとアノマロの２大スターによる「滅んだ我々が語っていきます」古生物トークも再登場！　あと、研究者的おすすめ作品は『動物のお医者さん』と『崖の上のポニョ』だそうな。