読了本

小説の神様 (講談社タイガ)

小説の神様 (講談社タイガ)

小説の神様相沢沙呼
小説執筆について真摯に向き合う少年少女の物語。中学デビューで何冊も出す作家ってそれこそ「人間が描けてない」かもしれないが、これ大学生や社会人にしてしまったら話のカラーが変わっちゃうからなぁ。高校生だから許される世界ってものがあると思う。卑屈少年と女王様キャラが得意な相沢さんならではの物語だったけど……ふたりで作り上げた物語が世間にどう受け入れられるのか、知るのがちょっと怖かったから(まだ、どう書かれても嘘っぽく思えそうでもあるし)ここで終わってくれて逆によかったかも。