読了本

キッチン・ブルー

キッチン・ブルー

キッチン・ブルー/遠藤彩見
食に対して、ネガティブな感情を抱いている人々の姿を描いた連作短編集。けっこう重いテーマを扱っているけれど(しょっぱなから胃が痛くなりそうだった……)、読後感は悪くない。小柄でお腹がぽっこり出たバーのマスター、というキャラが何度が出てくるのだが、それが直前に読んでた“ぶたぶたさん”とかぶるので、なんだか笑ってしまった。

ぶたぶたの甘いもの (光文社文庫)

ぶたぶたの甘いもの (光文社文庫)

ぶたぶたの甘いもの/矢崎存美
今回はお稲荷さんのすぐそばで甘味処ありの和菓子屋を営んでいるぶたぶた。ずーっと昔からやってるらしい。平行世界か? タイトルがこうなのに何だけど、具が天かすだけの焼きそばがめっちゃ美味そうだった(でもちょっと味の想像がつかない)。それと湧水で淹れたコーヒーな。