読了本

からくり探偵・百栗柿三郎 (実業之日本社文庫)

からくり探偵・百栗柿三郎 (実業之日本社文庫)

からくり探偵・百栗柿三郎/伽古屋圭市
大正時代を舞台にした本格ミステリ。ワトソン役の語り手が元気な女の子ということで、事件の割にほのぼのムードなんだけれども……差し挟まれる「幕間」は何ごと!? ドキドキしながら読み進めていったら、むむむ、そう来たか。ちょっとやられたなあ。1話より2話、2話より3話と話数を重ねるごとに面白くなってた。最近続きが出たので、これはめでたくシリーズ1作目ということになる。2作目は復興の物語なのか、それともその前の数年間が書かれるのかな?