読了本

しあわせの香り: 純喫茶トルンカ (徳間文庫)

しあわせの香り　純喫茶トルンカ／八木沢里志
シリーズ続編。ってこれ、シリーズ化したのかな。これからも続きが出るなら嬉しいのだが。今回は３本立てで、なかでも看板娘・雫の幼なじみでお調子者の浩太が主人公の「シェード・ツリーの憂鬱」が面白かった。ちょっと可愛い青春ものでもあるし。他の話も性別や年代などを変えて語られるので飽きないけど、やっぱり10代後半20代前半のキャラの話がいちばんしっくりくる感じがする。

シロガラス4 お神楽の夜へ

シロガラス　４　お神楽の夜へ／佐藤多佳子
だんだんＳＦ色が強くなってきた良質ジュブナイル。青い光は満ちた、それで何が起こるのか。やってくる“ぶっそうなの”は子どもたちの敵なのか。いよいよ物語は佳境なのか？　今回の鶴田さんの表紙イラストは内容に即していて特に良かった。ネガティブ数斗とノーテンキ星司の対比に笑った。中表紙にはハットもいるし。サイトウさんも描いてくれないかな……。