読了本

白の予言者 (3) (道化の使命) (創元推理文庫)

白の予言者 (3) (道化の使命) (創元推理文庫)

白の予言者 3 〈道化の使命〉/ロビン・ホブ著、鍛治靖子訳
ずっとタメにタメてたものが一気に爆発。指輪物語でいえば火口で指輪を奪い合うあたりか。読み終わって何かもう呆然としてしまったが、まだあと1冊あるんだよね……(指輪もそこからが長かったな)。とうとうブリッチがフィッツと再会できた! 以前ウェブは非難していたけれど、ふたりの結びつきは言うほど酷いもんじゃなかった、ということが外れた肩を治すくだりで証明されて泣けた。その後の展開はブリッチにとっては本望だったろう。いつも誰かの為に行動し、わが身を顧みない不屈の精神という点で、彼はフィッツと同じく“犠牲”だった。血のつながりはなくとも魂でつながっている、だって群の心なんだもの。