読了本
- 作者: 下村敦史
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/07/22
- メディア: 単行本
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山岳ミステリ。面白かった。キャラがやや硬い感じもしたが、展開には意外性があった。『闇に香る嘘』より心理描写や話運びはうまくなってるかも。少し苦い結末を残しているところもよかった。しかし登山って、怖いよなぁ。山に限らず、過酷な状況は人間の真の姿をむきだしにしてしまう。そういう意味でも、山に魅入られその魔力にはまってしまう人々の姿がよく描かれていて読みごたえがあった。
- 作者: 西條奈加
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2015/11/20
- メディア: 単行本
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シリーズ3作目も快調! 加助の善人っぷりにも拍車がかかって、それに振り回される長屋の住人達の苦労が相変わらずおかしかった。書き下ろし2話の壮絶さといったら……。でも、甘々の大団円を、という希望は2重の意味でかなえられたのでホクホク。もっともっと続いてほしいシリーズだ。とりあえず文さん、もうちょっと女ごころ分かれ(笑)。
- 作者: 恒川光太郎
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2015/12/02
- メディア: 単行本
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シリーズ続編。なかなか面白くなってきた。といっても前半はちょっと退屈だったんだけど。スターボードを得た人は最初のうち、しょーもないことしかしないよね。三つの願いって童話があるけど、それじゃ何にもならないうちに終わっちゃうから10個まで叶うことにしたのかねぇ。しかも含められる事項はほぼ無限大。なのに、それでも満足できない人のサガよ……。