読了本
- 作者: ロビン・ホブ,鍛治靖子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2010/01/30
- メディア: 文庫
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道化あらためゴールデン卿、そして従僕に化けたフィッツ。ずっと演技し続けで気が抜けないふたりに、読んでるこちらも意外とストレスがたまる。狼がどんどん弱っていくのが気がかりでならない。だけどフィッツが心配したり精気を分けようとしたりするのをことごとく拒むんだよね。いちばんはじめに1巻を読んだときには「ずいぶん人間くさい狼だなぁ」と思ったんだけど、実はまったくそうではなくて。終盤の展開などは狼の思考がどれだけ人間とかけ離れているかがよく表れていた。そういえば前シリーズでは猫がいなかったなあと今更ながらに気づいたり。犬成分が足りないよぅ!