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真実(ヴェリティ)の帰還 上<ファーシーアの一族> (創元推理文庫)

真実(ヴェリティ)の帰還 上<ファーシーアの一族> (創元推理文庫)

真実の帰還 上/ロビン・ホブ著、鍛治靖子訳
〈ファーシーアの一族〉三部作も終盤に近づきつつある。フィッツ、心身ともにズタボロにされまくっとるな……と絶句。ここまで主人公が運命にいじめられる作品もなかなかないよね(あとは中嶋陽子さんくらいですかね)。でもどんなに苦痛や孤独に苛まれても、彼には〈兄弟〉と呼んでくれる狼がいる。でなきゃ救いがなさすぎるわ。リーガルとガレンの連の邪悪さもマシマシで、この先ほんと怖い。ヴェリティに関しては、タイトルをそのまま信じていいのか?