読了本

ヒカルの卵

ヒカルの卵

ヒカルの卵/森沢明夫
山間の小さな村に、無料で食べられる卵かけご飯専門店を作って人を呼ぼうと考えた男と、その周囲の人々の姿を描いた群像劇。こう書くとNHKのドキュメンタリーものっぽいが、主人公格が「いたって呑気なムーミン」なので……(笑)。森沢作品らしいほっこり感が楽しめた。現実はもっとシビアかもしれないが、フィクションならこれくらい気持ちよく話が転がってくれたほうがいい。

今月使いたい茶席の和菓子270品

今月使いたい茶席の和菓子270品

今月使いたい茶席の和菓子270品/淡交社編集局
全国から茶味あふれる一品をあつめ、「和菓子歳時記」として紹介。その月のモチーフごとにカラーで掲載されたお菓子たちが目の保養! 器との取り合わせ、盛り付け方も美しい。しかし和菓子って、正直あまり食べる機会がないんだけれど(お茶席とも無縁だし)、洋菓子とはまったく違う世界だよね。他のアジアのお菓子ともずいぶん違うしなあ。