読了本

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

葉桜の季節に君を想うということ/歌野晶午
おおー。これはなかなかの仕掛け。過去と現在が交錯するんだけど、探偵見習いのトラ青年と、蓬莱倶楽部を調査するトラちゃんはもしかして別人なのかな? とか思ってたら、そこじゃなかった! やられた! でもこのラストは確かに賛否両論かも。個人的にはええー、オチてないじゃんと感じてしまった。だってさあ、本人つぐなう気ゼロで……それで人生楽しもうとか言われても。でもトラにとっては京の二の舞にだけはなってほしくなかったろうからなぁ。トラに免じて許す、ってところかね。