読了本・コミックス

エビアンワンダー コンプリート/おがきちか
エビアンワンダー」は私がオールタイムベストコミック100、いや50を選ぶとしたら絶対入れたい作品だが、このたび既刊4冊に小冊子収録や描き下ろしの短編などを1冊にまとめた完全版が出た。気持ちを途切らせずに一気に読めるのイイ! 分厚いのに物理的に読みやすかった。薄い紙を使ったり版型ちょっと大きめにしたりと蔵本に工夫してあるからかな。初期の絵柄よりリアクト下巻ぐらいのが好みだな。そしてオチがやっぱり圧巻。ドラマCDはものすごく原作に忠実だね、セリフの一言一句が再現してある。セスの声が好みだった。イントネーションがちょっと変?だった気がするけど。

ドリフターズ 4/平野耕太
一方的に島津に恨みを募らせてる土方が切なかった。気持ちは十分すぎるほどに分かるが、歳さんよ……。豊久のほうは日本武士と戦えて喜んでる。そして子孫が徳川を滅ぼしたことを毛ほども疑ってない。漂流者と廃棄物を分ける差って恨みのあるなしなのかな。黒王は結局誰なのかな。どうもイエスとは違うんかな? トヨの変な鬼さんっぷりにしっかりついてくドワーフが好き(そういやホビット第三部がもうすぐ公開だなあ!)。男どうしのつがいの軍という発想がすごい。実在したのがさらにすごい。