読了本

もう年はとれない (創元推理文庫)

もう年はとれない (創元推理文庫)

もう年はとれない/ダニエル・フリードマン著、野口百合子訳
かっ……こいい〜〜〜!! クライマックスにはしびれたね。まあこれは日本では絶対にありえないシチュエーションだよなぁ。海外でも現実にはちょっとない気がするし、映像化も難しそうだから、小説ならではの楽しみということになるのだろう。主人公は87歳の老人(途中で米寿になる)で、体調もあまり良くないんだけど、ものすごく頑固で皮肉屋で毒吐き屋で、しかもデジタルオンチなのがめっちゃ面白かった。これ以上ハードボイルドさせるのはさすがのバック・シャッツでも無理だろう、と思ってたら続編あるのか! すごい! 訳出されるのが待ち遠しい。