読了本

ログ・ホライズン 3 ゲームの終わり(上)/橙乃ままれ著、ハラカズヒロ
リ=ガンが登場し、いよいよ〈大災害〉の核心に迫っていく。とはいえ、こういう設定話はつい流しぎみにしてしまうのだが。やっぱドラマが起こってくれないとね。なので新人プレイヤーたちのダンジョン攻略のくだりは面白かった。「こういうゲーム」においては単独での戦闘よりも、パーティーの連携プレーがうまくハマることこそが醍醐味なんじゃないかと思うし。次巻ではシロエたち宮廷編のほうも動きがありそうだけれど。っていうか巻末のヒキが凄すぎる……。

柩の中の狂騒 (単行本)

柩の中の狂騒 (単行本)

柩の中の狂騒/菅原和也
うわー。終わってみればタイトルそのまんまだな。透明標本という美しい世界の妖しさを最大限にまで肥大させちゃってて、これは透明標本にたずさわる人たちから怒られないのか。最初の事件が起こってからのスプラッタぶりがもう、ああ読むんじゃなかったと後悔するくらいグロかった。心を寄せられるようなキャラはいないんで、凄惨なわりに悲しさはなくてカラッとしてるのがまた。オチはともかくエピローグは正直「なにいってんのこの人」という感じではあった。
↓ちなみに透明標本はこれで知りました。
[新世界]透明標本~New World Transparent Specimen~

[新世界]透明標本~New World Transparent Specimen~

[新世界]透明標本2: New World Transparent Specimens 2

[新世界]透明標本2: New World Transparent Specimens 2