読了本

ログ・ホライズン (2) キャメロットの騎士たち

ログ・ホライズン　２　キャメロットの騎士たち／橙乃ままれ著、ハラカズヒロ画
大地人の人身売買が横行するススキノも怖かったが、初心者プレイヤーを食い物にする悪徳ギルドも恐ろしい。次は何だ、詐欺とか乗っ取りとかか……。弱肉強食は生物のおきてだが、人間は相互扶助の社会を作ることも選択する。念話でシロエがミノリに話しかけるシーンにはぐっときた。あ、食事が早々に美味しくなってたのは読者（というか、まず私）の精神衛生上もよかったんではないかと！　ところでアニメ２期ではいきなりマミ姐と直継がいい感じになっててビックリ。いつそうなるのか先が楽しみ。

真夏の異邦人 超常現象研究会のフィールドワーク (集英社文庫)

真夏の異邦人　超常現象研究会のフィールドワーク／喜多喜久
SFラブコメオカルトミステリ。人には情報もらいっぱなしなのに、自分が知ってることはほとんど秘密の主人公には正直なんだかなーと（でもバラしたら話終わっちゃう）。事件がかなり猟奇的なわりに描写はあっさりめで、最後の対決のとこももう少し迫力出せたんではとか、オチもちょっとひねり足りないなーとか思わなくもないが、そういう設定のミステリとしてはまあアリかも。なんでも宇宙人のせいにする天川さんをはじめとした先輩たちもヘンで面白かったし。