読了本

どんぶり金魚の楽しみ方 世界でいちばん身近な金魚の飼育法

どんぶり金魚の楽しみ方 世界でいちばん身近な金魚の飼育法

どんぶり金魚の楽しみ方 世界でいちばん身近な金魚の飼育法/岡本信明、川田洋之助
かわいい! 金魚と器のかもしだすハーモニーがめっちゃキュート。学長室のシロちゃんてば実にチャーミング。水槽飼育よりハードルが低いのもいい。私が選ぶなら頂天眼だなぁ、丈夫というのが意外だわ、おそばの丼に入れてさ……としばし飼うことを夢想した結果、どんぶりの置き場所がないな、という理由で断念。生き物だから多少気を遣うけど、ものが少なく片付いていて子どもや他のペットがいないおうちにはぜひぜひおすすめしたい。

雨のことば辞典/倉嶋厚原田稔
四季の国にっぽんには雨にまつわる言葉がいっぱい。読み物としても楽しめる。雨つぶ殺人事件には思わず笑ってしまった。アマガエルの昔話は福島のじゃないかな? こないだラジオで同じのを聴いたんだけど。「夕立にしよう」も落語みたいだし、土曜雨や天泣などの科学的な考察も興味深い。活字がじんわり滲んだようなのがちょっと面白かった。なのにちっとも読みにくくないのが不思議。

ゆるパイ図鑑 愛すべきご当地パイたち

ゆるパイ図鑑 愛すべきご当地パイたち

ゆるパイ図鑑 愛すべきご当地パイたち/藤井青銅
土産として売ってるご当地菓子のなかでもパイに限定するとは目のつけどころがいいね。しかしよくまあパイばかりこれだけ集めたものだ。こうして見るとやっぱり「うなぎパイ」がコンセプトといい材料といい味といい頭ふたつくらい抜けてるな。ていうかうなぎパイがなければ生まれてなかった本かも。冒頭の聖地巡礼だけで充分おもしろい。