読了本

股旅探偵 上州呪い村 (講談社文庫)

股旅探偵 上州呪い村 (講談社文庫)

股旅探偵 上州呪い村/幡大介
真面目なミステリ・まともな時代小説かと思ってたら何だこれ(笑)。いや、面白かったけど、いわゆるバカミスなんですかね。ミステリのお約束をパロったメタな展開に何度も吹き出した。序盤から「密室談義だって」「フェル博士かよ」って、江戸時代の人間そんなこと言いませんからー! 慎之丞と長吉の脱線マニア談義には笑いをこらえるのが大変だった。横溝ネタも随所にあるし、SF・ホラーネタも盛り込んであるし、もうお腹いっぱい。イアイアとかやめてー! すれっからしの読者ほど楽しめそう。私じゃわかんないネタもいっぱいあったよ。